記憶の本棚

・読書感想を中心に映像作品へのコメントなども。

The MANZAI/あさのあつこ

・1&2巻。続刊ありやなしや。

・あさのさんの「バッテリー」、後回しにして手始めに読む。
・分量は少なくスラスラ読める。でも決して軽すぎる訳ではない。

・あさのさんの作品って不思議だなー。うまく言えないんですが、こんなふうに「心理」をほわっと描写できる人って初めてです。

・気持ちいいなぁ。もちろん登場人物はそれぞれに悩んでたり、ヤな事情を抱えていたりするんだけど、そういう人物たちがバンバン、またはオズオズと関わりあう。

・ああ、こういう「人との深い関わり」、なんてきっと物語の中でしか感じられないんだろうなぁ、と思わされる訳です中年独身病身男としちゃーね。

・まあそういう風に落ち込むのはあくまでも受け手の責任であるのですが、同時に物語にはその故に癒される、というか。

・ああ、なんか「あさの作品」にもはまりそうです。

きんぴか/浅田次郎

・飛天文庫で「きんぴか・気分はピカレスク」
・光文社文庫で「?血まみれのマリア」「?真夜中の喝采」

・これでシリーズだと思われます。

・浅田先生の小説家デビュー作で、以降の作品に見られる原型が満載です。

・話や場面によってキャラの振幅が異様にブレるのは、後のプリズンホテルでも見られるところですが、作家として立っていく段階で、溜め込んでいた書きたいものが多すぎてポロポロ毀れてしまったんだな、というのが判るだけに微笑ましかったりします。

・ピスケン、軍曹、広橋(彼だけ固有名詞というのも)の主役はもちろん、周りのキャラも大変楽しいのであります。その楽しさ、ハチャメチャさの中に、ちゃんと人生の真理、みたいなものが隠されている。そこに笑いながら泣かされるんだよなぁ。

・一つすげー笑える場面を。軍曹がジープかっぱらって殴りこみをかけにいく場面で、無線で自衛隊と交信する場面。僅か1ページ強なのに、笑い死にしそうになります。病室のベッドの上で読むのは、とっても危険(実話・笑)。

とっても笑えてそしてちょっぴり悲しくなって 

それから元気が出る作品です。


極め道/三浦しをん

・手持ちにいくらか未読本棚に在庫があるのでそれは読むけど、きっともう補充はしないなぁ。

・軽くてすらすら読めて、笑えるところもあるんだけど、、なにかこう、「読んだ」事に対する報酬【がっかり、でもホンワカ、でも】がないんだよなぁ。芸風も飽きたかも。

・所詮、オタクはオタクなんだな、と言えば天に唾する行為かもしれない。だけど、やっぱり開き直ってコタツに潜り込んだまま、気の会う友人とだけ携帯で喋っていれば人生面倒じゃない、というのはどうなんだろうなぁ、と思ってしまう。

・きっとそれはもう、こちらが「若くない」ということ、なんだろうな。無為な時間を楽しむ、ということが、かつては自分にもあった筈なんだ。

内容自体は薄っぺらなのに、そこから色々考えさせる点、

ある意味侮れない本&作者


かもしれません。

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結戸 要

結戸 要

趣味:読書、と言いながらここ数年は読書量が落ちていました。知人の読書家に触発されて、ブログに感想を記録していこうと思います。結構節操がないので、ジャンルが飛び回ると思いますが、お目に留まれば幸いです。

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