記憶の本棚

・読書感想を中心に映像作品へのコメントなども。

仇敵/池井戸 潤

・驚いた。というのは舞台が地元の超近場をモデルにしている。武蔵小杉なんて、通勤の為に出ていた駅だし、モデルの銀行の入っているビルの上階のベッドで本作を読んでいるんだから(笑)。

・文体でどうこう、という作品じゃないし、各キャラも特別立っている訳じゃない。

・ぶっちゃけて言えば、作家名に期待した線には届かなかった。

・松木の成長、とか描けなかったかな。

・仇敵を倒す、というより仇敵が勝手にコケたような話で、盛り上がりがなくて拍子抜け。

・気の毒なのは解説で、何もない作品に、仕事で解説つけなきゃならんとなるとこうなるという感じになっていて苦笑。原稿料貰ってんだから同情はしないけどね。

カシオペアの丘で/重松 清

・赦されたい、赦したい人々の物語。

・美しい物語だ。ひたすら 「美しい」 。 下巻では涙を流した。

・直接の登場人物が、悉く「いい人」過ぎて、人が死んでいく話でありながら、「美しい」という感想になってしまう。これは読み手に問題あり、か?(苦笑)

・愛する妻と子供が見送ってくれる、という人生は決して悪いものじゃないだろう。「あまりにも美しい」物語を読んだが故に、ふと自分を悲しいと思ってしまうのは、まあ、しょうがないよ、ねぇ。

・本作はあくまでも「綺麗」である事を主眼に書かれたのだと感じるし、それは成功していると言える。

・他の重松作品にはどんな風合のものがあるのだろうか。いくつか読んでみようと思います。

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結戸 要

結戸 要

趣味:読書、と言いながらここ数年は読書量が落ちていました。知人の読書家に触発されて、ブログに感想を記録していこうと思います。結構節操がないので、ジャンルが飛び回ると思いますが、お目に留まれば幸いです。

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